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カインズ、初の都心型店に「ロボット」再投入 グミ背負い、店内をウロウロハンズ新宿店の8階(2/2 ページ)

「カインズ ハンズ新宿店」がオープンした。初の都心型店で意欲的な取り組みをしている。店内で見かけた小さなロボットが気になったので、役割を聞いてみた。

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最初は案内ロボで実験していた

 なぜ、案内ロボットを導入したのか。同社の広報担当者によると、カインズが展開しているさまざまなサービスを知ってもらうことが目的だという。ホームセンターのカインズはロードサイドを中心に展開してきたので、東京都心部ではそれほど知名度がないことも背景にあると考えられる。


グミを売り歩いている

 カインズでは、2020年11月に売り場案内ロボットをカインズ朝霞店(埼玉県朝霞市)に試験導入している。利用客がロボット上部のタッチパネルを操作し、探している商品を選択すると売り場まで案内するのが役割だった。DIY用品売り場とガーデニングコーナー限定で稼働させ、ロボットの機能や利用客のニーズを確認した。


朝霞店で実験的に運用した売り場案内ロボット(出所:プレスリリース)

 今回登場するロボットは、カインズのサービスをタブレット上で案内する機能のみを持たせている。ハンズ新宿店の売り場面積は約950平米と比較的コンパクトなので、ロボットが店内を案内する必要性は低いと判断したためだ。


ハンズ新宿店はコンパクトなので、売り場案内の必要性は低いと判断

 カインズはITを活用した売り場改革として、レジに並ばずにスマートフォン上で会計可能な「ポケレジ」や、バーコードを読み取ることで商品情報をすぐに確認できる「電子棚札」を導入している。再登場したロボットは、利用客に自社サービスを上手にアピールできるだろうか。

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