夏休みの旅行、コロナ禍前の水準にほぼ回復 かける費用や人気の行き先は?:JTBが調査(1/3 ページ)
JTB(東京都品川区)は、夏の旅行動向に関する調査結果を発表した。夏休み期間(7月15日〜8月31日)に国内旅行を予定している人は推計で7250万人。2019年比で見ると100.1%となりコロナ禍前と同水準まで回復した。
JTB(東京都品川区)は、夏の旅行動向に関する調査結果を発表した。夏休み期間(7月15日〜8月31日)に国内旅行を予定している人は推計で7250万人。前年比116.9%で、2019年比で見ると100.1%となりコロナ禍前と同水準まで回復した。
旅行動向見通しは、アンケートや経済指標、業界動向、航空会社やJTBグループの予約状況などから推計している。
今年の夏休みの旅行について、「行く」「たぶん行く」と回答した人は36.5%と、前年から0.4ポイント増加した。19年調査時では38.0%だったことから、コロナ禍前の水準に近づいていることがうかがえる。
性年代別でみると、男女とも若い年代ほど旅行意向が高い傾向にあるものの、29歳以下では男性(50.9%)が前年比2.8ポイント、女性(47.5%)は同3.1ポイント減少した。60代では男性(35.0%)が同2.3ポイント、女性(27.3%)が同3.7ポイント増、70代は男性(29.7%)が同2.0ポイント、女性(25.1%)が同2.8ポイント増と、シニア層の意向が前年に比べて高くなった。
一方、旅行に行かない理由は「夏休み期間は混雑するから」(30.1%)が最も多く、「家でのんびりしたいので」(26.9%)、「家計に余裕がないので」(25.6%)と続いた。「新型コロナウイルス感染症がまだ心配だから」(12.1%)は、前年から12.7ポイント減少した。
夏休みの旅行に対する考え方は「昨年の夏より旅行日数を増やす」(22.0%)が、「昨年の夏より旅行日数を減らす」(3.7%)を大きく上回る結果に。また、「お盆時期をずらして長期休暇を取得して旅行する」が12.8%と、混雑や旅費の高騰などを避ける動きも見てとれた。
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