夏休みの旅行、コロナ禍前の水準にほぼ回復 かける費用や人気の行き先は？：JTBが調査（2/3 ページ）

JTB（東京都品川区）は、夏の旅行動向に関する調査結果を発表した。夏休み期間（7月15日〜8月31日）に国内旅行を予定している人は推計で7250万人。2019年比で見ると100.1％となりコロナ禍前と同水準まで回復した。

[カワブチカズキ，ITmedia]

国内旅行の目的や旅先は？

　国内旅行の目的では「自然や風景を楽しむ」（8.5%）、「食事、地域の味覚を味わう」（7.2％）、「名所や史跡などを見て回る」（5.2％）などが増加した。コロナ禍と比較して、風景や名所、名物などを楽しむ需要が戻りつつあることがうかがえる。旅行日数は、「2泊」（36.2%）が前年から3.1ポイント増加し、最も多くなった。

旅行目的、旅行日数、旅行同行者

　旅行の同行者は「夫婦のみ」（24.3％）が最多となった。コロナ禍では増加傾向にあった「一人」（17.0％）は減少した一方、「家族と友人・知人」（6.3％）、「友人・知人・パートナー」（14.5％）、「団体」（1.0％）はいずれも増加するなど、昨年に続き同行者の対象が拡大する傾向が見られた。

旅行先、旅先を選んだ理由

　旅行先では、「関東」（18.3％）、「北海道」（12.5％）、「近畿」（12.3％）が上位を占めた。選んだ理由は「行きたい場所があるので」（32.0％）がトップ。また、居住地別に旅行先をみると、旅行先と居住地が同じ地方である域内旅行の割合は、九州地方以外の全ての地域で前年より減少した。

居住地別の夏休みの旅行先