夏休みの旅行、コロナ禍前の水準にほぼ回復 かける費用や人気の行き先は？：JTBが調査（3/3 ページ）

JTB（東京都品川区）は、夏の旅行動向に関する調査結果を発表した。夏休み期間（7月15日〜8月31日）に国内旅行を予定している人は推計で7250万人。2019年比で見ると100.1％となりコロナ禍前と同水準まで回復した。

[カワブチカズキ，ITmedia]

旅行にかかる費用は？

　一人当たりの旅行費用は、4万円以上の合計が前年に比べて4.1ポイント増加した。JTBは旅行平均費用4万円（対前年108.1％、対19年109.6％）、総額2兆9000億円と試算する。

旅行費用と利用交通機関

　利用する交通機関は、「JR新幹線」（27.9%）、「従来の航空会社」（20.7％）がいずれも増加した。宿泊施設は「ホテル」（63.4％）が最も多く、次いで「旅館」（26.3％）、「実家や親族の家」（18.9％）となった。

　出かける場所として気になっているところ1位は「自然の景色が楽しめる場所（国立公園や花畑など）」（28.3％）だった。以下「自然の体験が楽しめる場所（登山やアウトドア、キャンプなど）」（16.4％）、「花火大会」（15.2％）と続いた。

出かける場所として気になっているところ

　調査は6月14〜17日、全国15〜79歳の男女を対象にインターネットで実施した。サンプル数は事前調査2万人、本調査2060人。