インタビュー
街で見かける「生搾りオレンジジュース自販機」 どういった仕組みなの? 運営元に聞いた:経済の「雑学」(4/5 ページ)
SNSで「生搾りオレンジジュース自販機」が話題になっている。約45秒で搾りたてのオレンジジュースを購入でき、1杯の価格は350〜500円。4月にシンガポールから日本に上陸したアイジュース社に「生搾りオレンジジュース自販機」の戦略を聞いた。
生搾りオレンジジュース市場でトップ
シンガポールに本社を置くアイジュース社は、16年の創業から7年ほどでシンガポール全土で約700台のアイジュースを稼働させている。今や現地では、誰もが知っているようなポピュラーなブランドなのだとか。
世界中でフランチャイズ展開をしており、すでに日本を含む33カ国で利用されている。同社によると、生搾りオレンジジュース市場において世界トップのシェアを誇るそうだ。
シンガポールではアイジュースに続く第二弾として、食べ物や飲み物を無人で販売する「スマートショップ」も展開している。レジがなく、顧客が商品を手に取ると機械が自動的に認識する仕組みだ。決済はアプリをダウンロードして、QRコードで行う。
すでに600社以上に導入されていて、約1000台が稼働している。設置やメンテナンス費は無料、在庫管理や商品の補充はアイジュース社が担う。設置先の企業は場所を確保し、電気代を負担する程度なので、利便性が高いのかもしれない。コンビニまで出向いたり、混み合う時間に並んだりする手間が省け、従業員に喜ばれそうだ。
関連記事
- 買ってみたい自販機グルメ 3位「ラーメン」、2位「チーズケーキ」、1位は?
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、「自販機グルメ」に関するアンケート調査を実施。買ってみたい自販機グルメや自販機グルメの良いところ、苦手なところなどを調査した。 - 自販機がこれからも進化する理由
スマートフォンアプリで飲み物を買ったり、プレゼントしたりできる自販機が東京駅に設置された。飲料の売り場として、昔から変わらない役割を担い続ける自販機。なぜ変わろうとしているのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.