北海道の“黒ローソン”が好調 いやいや「黄」も「赤」もある! なぜ?:経済の「雑学」(3/3 ページ)
ローソンの看板を見ると、さまざまな色がある。北海道には「黒」、兵庫県には「黄」、広島には「赤」――。ローソンの店といえば「青」のイメージが強いのに、なぜ違う色があるのか。その秘密は……。
全国にコラボ店がある
話はまだ続く。ローソンは、広島東洋カープとのコラボ店も展開している。「広島南蟹屋二丁目店」と「広島東荒神町店」の2店舗は、いずれもカープのチームカラーである「赤」で染まっているのだ。店内を見ると、ファイターズやタイガースの店舗と同様に、チームの応援グッズを扱っている。ちなみに、以前は中日ドラゴンズとのコラボ店舗があったが、いまはない。
ところで、なぜローソンはプロ野球チームとのコラボ店にチカラを入れているのだろうか。ファイターズとタイガースについてはオフィシャルスポンサーの立場なので、こうした取り組みも理解できる。しかし、カープは違う。スポンサー企業の一覧をじっくり見ても、ローソンの名前が並んでいないのだ。
この疑問について、小西さんはこのように答えてくれた。「プロ野球のチームは地域に根差していて、ローソンも地域に密着した店舗運営をしています。同じ方向性の中で、店づくりを進めた結果、コラボ店が生まれました」と。
現在、3球団とコラボしているわけだが、プロ野球は12チームある。となると、残りの9チームともコラボ店を進めているのかというと「そういった話は、いまのところございません」(小西さん)と否定した。
今年の公式戦を見ると、阪神タイガースが好調である。ペナントレース終了後に行われるクライマックスシリーズ、それを勝ち抜いたら日本シリーズが待っている。どんどん盛り上がっていけば、気になるのはコラボ店の売り上げである。この話は、またの機会に。
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