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「つぶあんVS.こしあん」論争はどうなる? 井村屋「こしあんバー」の登場よって決着か経済の「雑学」(1/2 ページ)

井村屋が8月28日、「こしあんバー」(希望小売価格86円)を発売します。「つぶあん派か、こしあん派か」論争がありますが、こしあんバーの登場はどのような変化をもたらすのでしょうか。開発の裏側を同社に聞きました。

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 「あずきバー」で知られる井村屋(三重県津市)が8月28日、「こしあんバー」(希望小売価格86円)を発売します。和菓子を巡っては、たびたび「つぶあん派か、こしあん派か」論争が巻き起こりますが、つぶあんアイスの代表格・あずきバーに、“公式ライバル登場!”といったところでしょうか。

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8月28日発売の「こしあんバー」(プレスリリースより引用)

 開発を担当した同社商品開発部冷菓チームの森大和さんによると、以前から「あずきの粒が苦手」「こしあんタイプのバーアイスを出してほしい」という声は寄せられていたとのこと。あずきバーが2023年に発売50周年を迎えたことから、それを記念してこしあんバーを発売することになりました。

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2023年に発売50周年を迎えた「あずきバー」(プレスリリースより引用)

 あずきバーは、あずきを煮る→砂糖や塩などと混ぜ合わせて煮詰める→型に入れて凍らせる、という過程を経て完成します。一方、こしあんバーの製造過程では、砂糖や塩などと混ぜ合わせて煮詰める前に、原料となる生あんの製造工程が加わります。

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つぶあん(公式Webサイトより引用)

 生あんは製造に時間がかかることや専用設備が必要なことから、製餡所(せいあんじょ)から仕入れるメーカーも多いとのこと。「当社では生あんを自社製造しているので、作りたての生あんをすぐアイスに加工できます」(森さん)。1896年の創業以来、ようかんやゆであずき、ぜんざいを中心に事業を拡大してきた同社の強みといえます。

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