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仕事中の熱中症、約3割「経験あり」 具体的な対処法は?:暑い環境で働く5438人に調査
猛暑が続く中、職場の暑さ対策は十分に実施できているのか。リハビリ関連製品などの製造・販売を手掛ける日本シグマックス(東京都新宿区)が調査を実施した。
猛暑が続く中、職場の暑さ対策は十分に実施できているのか。リハビリ関連製品などの製造・販売を手掛ける日本シグマックス(東京都新宿区)の調査では、77.0%が「暑さにより仕事の効率に影響がある」と回答。具体的な影響としては「不快感を感じる」(44.0%)、「休憩を頻繁にとることによる作業時間の減少」(39.5%)、「集中力などの低下」(38.1%)、「熱中症」(35.5%)といった声が寄せられた。
職場での暑さ対策を「十分実施できている」と回答した人は27.0%にとどまった。同社は「企業側の暑さ対策への取り組みが不十分ということだけではなく、課題を把握していても効果的な対策をできていないことが推測される」と指摘した。
会社が行っている暑さ対策としては「エアコン設置」(31.0%)が最も多く、「経口補水液などの飲料支給」(25.0%)、「食品支給」(22.0%)、「ファン付きウェアの支給」(18.0%)が続いた。
一方、個人で実施している対策としては「飲料の摂取」(33.0%)、「涼しいインナーなどの着用」(29.0%)が上位を占めた。その他「汗拭きシートなどの使用」(22.0%)、「冷却グッズの使用」(19.0%)といった声も寄せられた。
調査は、建設・製造・運送・鉄鋼・電気通信・電気ガス水道などの業務に従事し、屋内屋外を問わず暑い環境で働く機会がある5438人を対象にインターネットで実施した。調査期間は7月24〜30日。
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