「美容室で使う金額が多い」都道府県ランキング 2位「三重県」、1位は？：20〜39歳女性が対象

「美容室で使う金額が多い」都道府県はどこか？　3位「大阪府」、2位「三重県」、1位は？

[ITmedia]

　「美容室で使う金額が多い」都道府県はどこか──？　リクルートが運営する、美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」が、20〜39歳女性の過去1年の美容サロン利用における美容意識・実態を都道府県別に発表した。

　美容サロンは、美容室、ネイルサロン、エステサロン、リラクゼーションサロン、アイビューティーサロンを対象とした。

美容室の利用総額が最も多かった都道府県は？（画像：ゲッティイメージズより）

　1回当たりの利用金額×年間利用回数で算出したところ、美容室の利用総額ランキング3位は「大阪府」で3万4625円、2位は「三重県」で3万8073円だった。

美容室の利用総額、1位の都道府県は？

　1位は「東京都」で、利用総額は3万8947円だった。利用総額1位は東京都だが、1回当たりの利用金額の1位は「三重県」で9774円という結果に。2位は「愛知県」で9202円、3位「東京都」で9148円となった。

美容室の利用総額1〜10位（画像：以下、ホットペッパービューティーアカデミー「【都道府県ランキング発表！】都道府県別20代・30代女性の美容意識・実態調査2023」より）

　同調査機関の研究員は「東京都は単価の高い『カラー』『トリートメント』の利用回数が全国でトップ5にランクインしており、人気のハイトーンカラーの利用ニーズの高さがうかがえます。三重県は、店販（サロンで販売されている商品）購入率が全国2位となっており、施術以外での金額増の影響が考えられます。また、値上げ実施（値上げを経験した利用者の比率）が全国1位というのも影響しているでしょう。大阪府は、1回当たりの利用金額はトップ10圏外ですが、来店回数が多いことで利用総額の順位を大幅に上げました」と分析している。

1回あたりの利用金額ランキング

　過去1年間の美容サロン利用率についても調査した。ネイルサロンとエステサロン（脱毛）、リラクゼーションサロンの利用は2年連続で「沖縄県」が1位、アイビューティーサロンの利用は「大阪府」が前年9位から大幅に順位を上げる結果となった。

過去1年間のネイルサロン利用率

　研究員は沖縄県の美容サロン利用率が高いことについて「沖縄県は1年を通して平均気温が高く、他の県と比較しても半袖でいる期間が長いことなどから、脱毛への意識が他県よりも高い傾向にあると考えます。また、ビジネスでもかりゆしウェアをはじめとしたカジュアルな服装が一般的なため、ネイルやアイビューティーなど美容も自由に楽しみやすい環境ともいえるでしょう」とコメントした。

　調査は全国20〜39歳女性を対象にインターネットで実施した。有効回答数は2万3554人。