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普通のカフェが2人で1万円! ニューヨークで分かった「安すぎるニッポン」の現在地激しい日米“格差”(6/6 ページ)

物価が高いと有名なニューヨーク。著者が実際に行った経験を基に、日本との格差がどれくらいなのかを解説。まだまだ「安いニッポン」だが、手放しで喜べない理由もありそうで……。

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 ニューヨークと東京は、違う国かつ違う都市です。国や都市として何を目指すのかが異なるわけですから、当然、物価の考え方や賃金の扱いも変わります。しかし、現状の差はあまりにも大きいといわざるを得ません。時給視点での賃金格差は2倍以上です。

 日本が今のままの生活コストで移行することが確実ならば、低賃金でも何とかなるかもしれません。しかし、安定して低水準の生活コストが続くはずがありません。税金を含めて、あらゆるものが値上がりしていく時代です。実際に、物価がさらに上がる要素こそあれ、下がる見込みは当面ないでしょう。

 低いコストの都市で、高い収入を得られる生活ができるに越したことはありません。しかし、現実には難しい話です。日米の飲食物価比較から、日本が目指す豊かな暮らしとは何かをしっかり考えていく必要がありそうです。

著者プロフィール

岩崎 剛幸(いわさき たけゆき)

ムガマエ株式会社 代表取締役社長/経営コンサルタント

1969年、静岡市生まれ。船井総合研究所にて28年間、上席コンサルタントとして従事したのち、同社創業。流通小売・サービス業界のコンサルティングのスペシャリスト。「面白い会社をつくる」をコンセプトに各業界でNo.1の成長率を誇る新業態店や専門店を数多く輩出させている。街歩きと店舗視察による消費トレンド分析と予測に定評があり、最近ではテレビ、ラジオ、新聞、雑誌でのコメンテーターとしての出演も数多い。直近では著書『図解入門業界研究 最新 アパレル業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本[第5版]』を刊行した。

岩崎剛幸の変転自在の仕事術


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