40代エンジニア 「転職回数」が多いことはネガティブに映るのか?:Q&A 45歳からのIT転職
近年需要が高まるIT人材。ミドル・シニアの転職に関する疑問を、Q&A形式で回答します。
連載:Q&A 45歳からのIT転職
近年需要が高まるIT人材。ミドル層以上の転職に関する疑問を、Q&A形式で回答します。
Q: 現在47歳で、IT関係の企業にエンジニアとして勤めています。不況や会社の体制変更などさまざまな事情から、転職を多く経験しています。転職回数が多いことは採用側にとってネガティブに映るのでしょうか?
転職回数について、採用側はここを見ている
A: 転職の理由がしっかりしていれば、転職回数を気にしない会社も増えています。かつては、転職回数が多いことは入社後の定着率が低くなるのではないかと、ネガティブに捉えられることもありました。一方でこの考え方は徐々に変わってきています。
転職の理由が、会社自体が倒産してしまうといった致し方ない事情もあることでしょう。また、例えば外資系企業の場合、本人のパフォーマンスが良くても所属している部門ごと解体したり、リストラが起きたりすることもあります。そういった理由がしっかりと話せれば問題ないでしょう。
さまざまな企業で働いてきた経験が評価されるケースもあります。例えばIT業界の場合、二次請けから一次請けの企業へ移り、その後コンサルティング会社に転職――というように、下流から上流の業務へと経験を重ねている人は、現場で手も動かせて、システムの工程を網羅的に理解できる人材として、比較的評価されやすいでしょう。
とはいえ、転職をせずとも上記のキャリアを形成できる会社もあります。新卒入社後に運用工程を経験し、その後開発工程に上がっていき……と下流から上流まで一通り経験させる会社もあるので、そういった方は一社のみの経験だったとしても評価されます。
いずれのケースでも、技術者としての採用である以上、自分で手を動かせること、新しい技術を習得していることを示す資格を持っているかどうかも、採用側の評価ポイントになっています。
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