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しまむら決算好調 ユニクロと決定的に異なる独自のビジネスモデル(1/2 ページ)
しまむらの連結売上高と各利益高は、上期として過去最高を更新した。しまむらが消費者からの支持を集める要因を考えると、ユニクロと決定的に異なる独自のビジネスモデルが見えてくる。
カジュアル衣料のしまむらが好調だ。2023年3〜8月期連結業績は、売上高が3168億円(前年同期比5.1%増)、営業利益は301億円(同4.3%増)、純利益が209億円(同1.6%増)だった。連結売上高と各利益高は、上期として過去最高を更新している。
消費経済アナリストの渡辺広明氏は好調の理由を「しまむらの多品種少量のビジネスモデルが、多様性を追求する現代に合っているのではないか」と分析する。しまむらが消費者からの支持を集める要因を探ってみよう。
ユニクロと決定的に異なる独自のビジネスモデル
しまむらは、ユニクロなどが採用しているSPA(製造小売)体制ではなく、仕入型の体制を追求している。これまでに600社のサプライヤーと連携し、それぞれのサプライヤーが持つデザインや商品企画、生産管理のノウハウを最大限に活用してきた。
しまむらの商品構成は、多品種少量を基本としており、豊富な商品の中から自分に似合うアイテムを探し出す「宝探し」のようなワクワクする楽しさを提供しているという。
「ユニクロは企画・計画・生産・物流・販売までを全て自社内で担っています。品質にこだわっている一方で、一つの品番の生産数量が100万着単位になることが多い大量生産型です。
一方しまむらは数多くの商品を少量で仕入れている『売り切れ御免』スタイル。多様性を求める現代ではしまむらの多品種少量のモデルの方がニーズに合っているのかもしれません」
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