調査リポート
シニアが住まいで不便に感じること 3位「収納物の出し入れ」、2位「階段上り下り」、1位は?(1/2 ページ)
シニアの住まいに関する調査結果が発表された。シニアが家に関して不満に思っている箇所や、リフォームの意向などが明らかに。
コンテンツ事業を展開するハルメクホールディングス(東京都新宿区)は、ハルメクエイジマーケティング(東京都千代田区)と合同で、55〜79歳の男女を対象に「シニアの『住まい』に関する調査」を実施した。シニア層が加齢に伴って住まいに感じるようになった不便の1位は「庭の手入れ」だった。また、最近実施した住宅リフォームの総費用は、平均約383.0万円だった。
最も不満なのは「庭の手入れ」
現在の住まいの満足度を聞いたところ「満足している」と答えた人は27.1%、「やや満足している」が39.0%で、合わせて66.0%と過半数が満足していることが分かった。
一方、今の住まいの将来について「不安がある」と答えた人は13.5%、「やや不安がある」が31.1%と、半数近くが不安を抱えているようだ。
年齢を重ねて感じるようになった住まいへの不便や不満があるかの問いには、37.6%が「特にない」と回答した。一方で「ある」と答えた人に具体的な不満を聞いたところ、最多は「庭の手入れが大変」(22.3%)だった。
2位以下は「外壁や屋根、窓やドアなどの老朽化が心配」(18.8%)、「風呂場の掃除がおっくう」(17.7%)、「階段の上り下りが疲れる」(14.8%)、「上部や奥にしまった収納物の出し入れが大変」(14.2%)が並んだ。
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