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RX-7復活か? マツダのロータリー新スポーツカー登場池田直渡「週刊モータージャーナル」(1/6 ページ)

2022年11月22日の中期経営計画で突如姿を現した白いスポーツカー「ビジョンスタディモデル」は、多くの人が次期ロードスターと予想していた。しかし今回発表されたそのスペックから普通に考えれば、マツダの商品戦略上の位置付けはRX-7後継ということになるだろう。とすれば03年の生産終了以来21年ぶりに復活となる。

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 ジャパンモビリティショーのプレスデイに開催されたプレスカンファレンスで、マツダブースに登場したのは、2022年11月22日の中期経営計画で突如姿を現した白いスポーツカー「ビジョンスタディモデル」の進化した姿だった。

 この2座のコンセプトスポーツカーは、新たに開発された少し朱色に振った新色の赤、「VIOLA RED(ヴィオラ・レッド)」を与えられ、会場で多くのファンの注目を集めた。ただし朱色に近いというのは会場の照明下での印象なので、自然光の場合はまた違って見えるかもしれない。


「VIOLA RED(ヴィオラ・レッド)」をまとった2座コンセプトスポーツカー「MAZDA ICONIC SP(マツダアイコニック エスピー)」

 注目の理由はパワートレインにある。マツダはMX30 R-EVで、シングルローター830ccの8C型をデビューさせたが、この8Cをベースに進化させた2ローターロータリーエンジンが搭載されたからだ。

 スペックを見ると、システム出力370馬力でパワーウェイトレシオ3.9キログラム。車両重量1450キログラム。全長×全幅×全高は、4180×1850×1150(ミリ)という期待が高まらざるを得ないもの。そのオーセンティックで奇を衒(てら)わない流麗なスタイリングと合わせ、第1回ジャパンモビリティショーで最も注目される1台となった。

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