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「マイクロモビリティ」が次々に登場 個性的なモデルは広まるのか:高根英幸 「クルマのミライ」(3/5 ページ)
ジャパンモビリティショーでさまざまな「マイクロモビリティ」が展示されていた。品質が高く個性豊かなモデルが並んでいたが、日本で普及するのだろうか。
マイクロモビリティの存在感
マイクロモビリティは今後、街中にあふれることが予測される。なぜなら今回のジャパンモビリティショー(JMS)でも、マイクロモビリティは“もう一つの主役”と言わんばかりに数えきれないほど多くのモデルが展示されていたからだ。自動車メーカーのコンセプトカーに添え物のように組み合わされているものもあれば、マイクロモビリティだけを扱う団体や企業の展示もあった。
従来なら4輪のコンセプトカーばかりが際立つ自動車メーカーのブースでも、マイクロモビリティはクッキリと存在感を示していた。
ホンダは初代シティを再現したコンパクトなEV「サステナーC コンセプト」と、そのトランクに格納可能なミニバイク「ポケットコンセプト」を展示。往年のホンダらしさを感じさせる内容であるし、時代を先取りしていたことを思い出させた。
ほかにもステップに足をそろえて置く、3輪の電動キックボード「ストリーモ」や米国で発表した板チョコのように薄い板型のEVバイク「モトコンパクト」も並べていた。1輪車での横方向移動も可能にしたUNI-CUBを発展させて横2輪での自立走行を実現した「UNI-ONE(ユニワン)」は、電動車椅子の未来形のようなパーソナルモビリティだ。
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