調査リポート
24卒採用を「終われない」企業が増加 担当者は学生の何に不満?(1/2 ページ)
マイナビ(東京都千代田区)が実施した「マイナビ 2024年卒企業新卒内定状況調査」によると、24年卒の採用充足率は8割を下回り、過去最低となったことが明らかになった。採用業務における課題とは。
マイナビ(東京都千代田区)が実施した「マイナビ 2024年卒企業新卒内定状況調査」で、24年卒の採用充足率は8割を下回り、過去最低となったことが明らかになった。採用業務における課題とは。
24年卒の採用充足率(内定者数/募集人数)は前年比5.5ポイント減の75.8%で2年連続で減少する結果に。採用スケジュールが変更された16年卒以降、同時期の調査としては初めて8割を下回る過去最低の結果となった。
採用率、なぜ低い? 人事が抱える課題
内定者満足度については「質・量ともに満足」の割合が22.4%と、こちらも過去最低となり、採用難度の高さが見てとれる結果となった。また、12月や3月に採用活動を終了する予定の企業は2月時点の調査と比較して特に増加しており、11月以降に終了する予定の企業は合わせて55.5%と半数を占めた。
採用充足率について、インターンシップ・仕事体験の実施有無別に比較したところ、実施した企業の充足率は76.8%となり、実施しなかった企業の62.5%に比べて13.3ポイント高い結果となった。
25年卒から、一定の要件を満たしたインターンシップについて、参加学生の情報を採用活動に利用できるようになった。要件を満たすインターンシップを実施予定の企業のうち、88.5%が情報利用の予定があると回答した。
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