「ポケモンスリープ」「原神」を超えた、若者に最も人気なゲームは?:23年メンズトレンド調査
SHIBUYA109エンタテイメント(東京都渋谷区)とマンダム(大阪府大阪市)の共同調査によると、Z世代男子が最もお金をかけていることの1位は「ゲーム」となったことが明らかになった。Z世代はゲームに何を求めているのか。
2023年、Z世代をはじめとする若年男性から支持を集めたトレンドとは? マーケティング機関などを運営するSHIBUYA109エンタテイメント(東京都渋谷区)とマンダム(大阪市)は共同調査を実施。Z世代の男性が最もお金をかけていることの1位は「ゲーム」という結果に。どのようなゲームに人気が集まったのか――。
SHIBUYA109エンタテイメントの実施した「2023年メンズトレンド調査」は、「ヒト部門」「アーティスト部門」「ファッション部門」「ゲーム部門」「コンテンツ部門」「体験部門」の6部門に分けて、それぞれ大賞を選出した。
ゲーム部門の1位は?
ゲーム部門の1位は「プロ野球スピリッツ」となった。実際のプロ野球選手を使用して試合や育成ができるゲームで、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本優勝の効果で盛り上がりを見せた。
2位は「原神」と続いた。広大な架空世界を舞台に、ストーリー進行やキャラクター育成、アクションを楽しむことができるゲームで、PCやスマートフォンなど、さまざまなプラットフォームでプレイができる点が特徴。今年大型アップデートがされたことが話題となった。
3位は「ポケモンスリープ」がランクイン。音や振動をもとに睡眠時間の計測や記録、分析ができるアプリゲームで、普段ゲームをしない人も、自分の睡眠の質を知るために始めたという声も寄せられた。
ノミネートされたゲームは、クリアまでのプロセスが多様なものが多く見られた。また、スマホやゲーム機など複数のデバイスでシームレスにプレイできることや、ゲームとして楽しいだけでなく、健康や思考力、勉強などにも役に立つ「エデュテイメント性」が重視されたゲームが上位にランクインする傾向となった。
その他、コンテンツ部門の1位はアニメ『推しの子』となった。ノミネートでは、作品の展開に関する考察が楽しめる作品が多く見られた。
また、体験部門の1位には「ポケモンカード開封」がランクイン。2位「AIイラスト作成」、3位「ChatGPTでライフハック」と、AI(人工知能)を使った体験が上位となった。
調査は9〜10月にインターネットで実施。15〜24歳の男性412人から回答を得た。
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