コラム
東京で隣の駅が「近すぎる」路線が存在するワケ:経済の「雑学」(5/6 ページ)
東京駅と有楽町駅、日暮里と西日暮里駅のように、都会には、駅間距離が短い場所がある。なぜ、そのような駅の設置の仕方をしたのだろうか。その理由は……。
なぜ西日暮里駅は生まれたのか?
日暮里駅の北側0.5キロほどのところに、西日暮里駅がある。この場所も、駅間距離が短いことで知られている。西日暮里駅は、東大進学者数の多い開成中学校・高等学校の最寄り駅としても有名である。
筆者はこの区間も歩いてみることにした。
日暮里駅の北改札口を出て、西口から街へと降りる。地図を確認すると、線路沿いの道はなく、住宅街の中をまわり道していくことになる。
西側に向かって歩くと、寺院が多い。諏訪台通りを北へと進むと、マンションや神社などがある。道灌山(どうかんやま)を前にして急カーブが連続、坂を下ることになる。
そこでもう、西日暮里駅が見えるのだ。西日暮里駅は高架ホームと高架下の駅となっており、駅では地下鉄千代田線へ乗り換えることができる。
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