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ドンキの「動けるこたつ」はどうやって誕生した? 背景にある商品戦略の変更とダメ出しの殿堂(1/2 ページ)
ドン・キホーテは、利用者のダメ出しを募集する特設サイト「ダメ出しの殿堂」を開設している。これまで、どのように商品を改良してきたのだろうか。
ドン・キホーテは11月下旬、同社のプライベートブランド(PB)商品の展示会を実施した。その中には、利用客の声を反映して改良した商品がいくつもあった。
代表的なものとして、10月に発売した「動けるこたつウェア」が挙げられる。これは、胸元から足先までを包み込み、内蔵されたヒーターで温める暖房器具だ。サイズは縦115センチ、横65センチとなっており、対応身長は150〜180センチとしている(着用時ウェストは最大約130センチ)。ヒーターは全面/腹部側と胸元側に分けてスイッチを設置。部位に合わせた温度調節ができるようにした。また、電源としてUSBモバイルバッテリーも使用可能としている。
同商品は、2022年にホカロンと共同開発したこたつウェアを進化させたものだ。こたつウェアは電源がコードタイプで、コードの届く範囲でしか利用できなかった。消費者からは「モバイルバッテリーで使えるようにするとあちこち移動できる」「動けない」といった声が寄せられていた。こうした声を踏まえ、同社は電源をコードタイプからUSBタイプに変更したという経緯がある。
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