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売上が普段の20倍というケースも ドンキ、カインズ、無印ではどんな防災グッズが注目されているのか(3/3 ページ)
能登半島地震の影響で、防災グッズへの関心が急激に高まっている。大手チェーンの売れ筋を取材した。
無印良品や吉野家の傾向
無印良品では、1月2〜11日における防災グッズカテゴリーの売り上げは、前年同期比で2.7倍に伸びたという。特に好調なのは、長期保存可能なレトルト食品やお菓子、エチケット関連のグッズだ。
長期保存可能な食品が伸びているのは吉野家も同様だ。同社の広報担当者によると、2019年5月に開発した非常用保存食「缶飯(かんめし)」を取り扱うECサイトの閲覧数が急激に増えているという。また、被災地に支援物資を送る活動をしている自治体や企業からも、缶飯の注文が多数寄せられているとのこと。
能登半島地震をきっかけに、被災地だけでなく全国で防災グッズへの関心が高まっている。
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