スマホ育児、未就学児の親の過半数「経験あり」 スマホ利用に対する親の考えは?
スマホ育児「上手に利用することは良いこと」と考える親は80.7%──こんな調査結果をビッグローブは発表した。
ビッグローブ(東京都品川区)の「ファミリー層のインターネット利用に関する意識調査」によると、スマホを育児に利用する「スマホ育児」が良いことだと思うかという質問に「あてはまる」が32.1%、「ややあてはまる」が48.6%と、合わせて8割を超えたことが分かった。また、未就学児の親のうち「スマホ育児」をしたことがある人は57.2%だった。
子どもがタブレットやスマホ(インターネット)を利用することについて親はどう考えているのか。成長時期別に見てみると「今の時代は当たり前だと思う」という考えは、「未就学児」が16.2%、「小学生」が22.6%、「中学生・高校生」では44.6%となった。
利用のルールを決めているかについては、「利用時間(1日〇時間までなど)」「利用時間帯(夜〇時以降は使用禁止など)」「利用内容(アクセスしても良いサイト・利用しても良いアプリを限定するなど)」のいずれも、「決めていない」と回答した人が6割を超えた。
子どもの1日当たりのスクリーンタイム(テレビ、ゲーム、スマホ、タブレット、PCなど画面を見たり端末を使用する時間)について、未就学児と小学生では「30〜60分未満」が最も多くそれぞれ29.6%、23.4%だった。一方、中学生・高校生では「120分以上」(40.6%)が最も多くなり、60分以上の割合は7割強となった。
子どものスクリーンタイムが適切だと思うかの質問では、未就学児、小学生は「適切だと思う」と回答した人の方が多く、中学生・高校生では「長いと思う」「適切だと思う」がほぼ同じ割合となった。
調査は1月23〜25日、未就学児〜高校生の子どものいる全国の20〜50代の男女500人を対象にインターネットで実施した。
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