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「コンテナホテル」が郊外にどんどん増えて77店舗に 稼働率80%の理由は?気になる部屋の中(3/5 ページ)

郊外のロードサイドに、コンテナを並べたビジネスホテルが続々と誕生している。2024年2月末時点で77店舗まで拡大し、稼働率は80%、リピート率は約40%にのぼるという。どんなホテルなのか。

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高級ベッドに電子レンジ、快適さを追求

 R9が選ばれている理由は、立地だけではないようだ。出張で訪れるビジネスパーソンをメインターゲットに据えていることから、体を休めたいニーズを満たす工夫を多く取り入れ、それらが好評だという。

 1人での利用者が多いが、部屋は全体の8割ほどがダブルルームで、残りをツインルームとしている。


高級寝具メーカーの「シモンズ」のベッドを採用。1人客がメインだが、あえてダブルサイズにしている

ユニットバスだが、浴室は一般的なビジネスホテルよりも一回り大きなサイズだという

 寝心地を重視して、ベッドはラグジュアリーホテルでも多数導入されている「シモンズ製」を導入。「寝心地がいい」「寝返りが打ちやすい」と利用者に喜ばれているそうだ。

 レストランや共有設備はないが、各部屋に電子レンジが設置されているので、コンビニなどで弁当を購入しても、すぐに食べられるようにしている。また、十分なサイズの冷蔵庫に空気清浄機もある。

 各部屋が独立しているため、周囲の部屋の音が気になりづらいメリットも。さらに、フロント棟でチェックインした後に部屋に向かう際や外出する際に、エレベーターを使わずに移動できる点も利用者の満足度につながっているそうだ。

 個室内の設備にこだわりつつも、価格帯はビジネスホテルの中央値よりもワンランク下の1人1室6200円〜とし、お得感をもってもらえるようにしている。

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