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生成AI、ハイクラス人材はどう活用? 「データ分析」「アイデア創出」超えた1位は:769人に聞いた(2/2 ページ)
生成AIについて、ハイクラス人材の約2人に1人が生成AIを業務で活用していることがプロフェッショナルバンク(東京都千代田区)による調査で明らかとなった。ハイクラス人材は生成AIをどのように活用しているのか。
相談相手「上司より生成AIが適している」3割
「生産性」「新しいアイデアや解決策の提案能力」「業務上の相談相手」の3つの観点において、生成AIと人間のどちらに優位性があると思うか尋ねた。
「生産性」については、71%が「生成AIの方がより高い生産性を発揮できる」と回答した。一方「新しいアイデアや解決策の提案能力」について「生成AIの方が優れている」という回答は29%にとどまった。
「業務上の相談相手」について「生成AIの方が適している」という回答は27%となった。約3割の人が業務上の相談相手として上司や同僚より、生成AIを優先しているようだ。
生成AIに対して今後期待することは「人事評価など、人間関係に軋轢(あつれき)を生むものを人間の代わりにやってくれる」「自分の個性を付加できるようになる」といったコメントが挙がった。
調査は1月23〜31日にインターネットで実施した。
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