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生成AI、ハイクラス人材はどう活用? 「データ分析」「アイデア創出」超えた1位は:769人に聞いた(1/2 ページ)
生成AIについて、ハイクラス人材の約2人に1人が生成AIを業務で活用していることがプロフェッショナルバンク(東京都千代田区)による調査で明らかとなった。ハイクラス人材は生成AIをどのように活用しているのか。
平均年収が1000万円を超えるハイクラス人材の約2人に1人が、生成AIを業務で活用していることが、ヘッドハンティング事業などを展開するプロフェッショナルバンク(東京都千代田区)の調査で分かった。ハイクラス人材は、業務で生成AIをどう活用しているのか。
調査は、同社に登録するハイクラス人材(平均年収1197万円、平均年齢47.3歳)を対象に実施し、769人から回答を得た。
45%が活用 「データ分析」など超えた用途1位は?
生成AIについて、45%が業務に「活用している」と回答した。年齢別に見ると、20〜30代の活用が最も多く、52%に上った。年齢が上がるにつれて活用率は低下するものの、60代以上でも約4割が活用していた。
また、業務において生成AIを「活用したことがない」とした人のうち「今後生成AIを活用する可能性がある」とした人は80%に上った。
活用している生成AIサービスで最も多かったのは「ChatGPT」で83%に上った。次に有料の「GPT-4」(31%)が続いた。
業務上の用途としては「文章の構成・編集」が最も多く66%。次に「疑問点の解決」(59%)、「新しいアイデア・戦略の創出」(48%)と続いた。「プログラミングのコード作成・編集」(14%)、「画像・音声・動画の作成」(11%)といった回答も一定数見られた。
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