日産、ホンダとEVなどで連携を検討 各所への影響は?
日産自動車は生産コストを削減するため、電気自動車の主要部品について本田技研工業との業務提携を検討していると、日産の事情に詳しい関係者3人が明らかにした。
日産自動車は生産コストを削減するため、電気自動車の主要部品について本田技研工業との業務提携を検討していると、日産の事情に詳しい関係者3人が明らかにした。
日産とホンダが連携 影響は……?
国内のライバルであるホンダとの提携の可能性は、日産が電気自動車の生産でスケールメリットを得るのに役立つ可能性がある。これは、中国のBYDや米テスラ、その他の電気自動車メーカーとの激しい競争に直面している日本の自動車メーカーにとって極めて重要なことだ。
日産とホンダはまだ正式に話し合いを始めておらず、提携の範囲も未定だという。
日産の広報担当者はコメントを控えた。ホンダの広報担当者は「当社から話せることは何もない」と述べた。
両社のトップは3月15日午後6時30分に東京で共同記者会見を行う予定だ。
別の情報筋によると、両社の最高経営責任者の間で協力のアイデアが浮上したという。日産はホンダとEVの主要部品や、軽自動車で提携することを検討している。
この提携は海外事業にも拡大する可能性があるが、その場合、ホンダとゼネラルモーターズとの既存の提携に影響を及ぼすことになると、情報筋の2人は述べている。
日産が提携を追求していることは、テレビ東京が最初に報じた。日経新聞は、具体的な方策として、共通パワートレインの導入、共同調達、共通プラットフォームの開発などが考えられると報じている。
ホンダのある関係者は、日産との提携の可能性は同社が検討している多くの可能性の一つだが、新たな提携を進めるには多くの課題を整理する必要があると述べた。
ホンダは、2040年までに電気自動車と燃料電池車の販売比率を100%にすることを目指している。
日産はすでに欧州を中心にルノーとEVで協業している。日産の次期電気自動車マイクラは、新型ルノー・ファイブと同じアーキテクチャーを共有し、フランス北部の同じ工場で製造される。
日産はまた、ルノーの新しい電気自動車事業体アンペールに最大6億ユーロ(6億5300万ドル)を投資することを約束している。
しかし両社は昨年、より機動的な提携を可能にするため、長年にわたる提携の範囲を縮小し、ルノーはそれ以来、中国の吉利汽車(ジーリー)など新たなパートナーと契約を結んでいる。
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