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なぜ、セブンの「レジ袋風エコバッグ」がギフトに? 贈り手・貰い手のメリット シャディが限定セットを開発した背景(3/3 ページ)
ギフト販売大手のシャディが、セブン‐イレブンの「レジ袋風エコバッグ」とコラボした商品を発表した。販売状況は好評だというが、なぜギフトにしようと思ったのか。担当者に話を聞いた。
なぜコラボしたのか
担当者によると、もともとキャラメルサンドクッキーと何かをセットにしたギフトを、母の日・父の日に向けて販売できないかと考えていたという。
母の日の贈り物として定番なのは花だが、手入れに手間がかかることから、贈り手も貰い手も気軽に感じられるようなギフトが望ましい。そんな時、セブンのレジ袋風エコバッグが、使いやすさやデザイン性から支持されているという話を聞いたことから、エコバッグに着目したという。
エコバッグは日々使うものなので、貰い手はいくつあっても困ることはない。一方、エコバッグ単体だと贈り物としてはラフな印象を与えるので、ぜいたく感のあるスイーツとセットにすることで、ギフトとしての価値が上がる。そして、贈り手にとっても手軽なカジュアルギフトとして選んでもらいやすいという点を考慮し、今回のセット販売が実現したという。
「母の日・父の日ギフトはお子さまから身近であるご両親(義父母)への贈り物であるため、よりカジュアルで、日常的に使える贈り物は双方に喜ばれるであろうと企画しました」(担当者)
今回のギフト商品は3月1日から受け付けを開始した。3月11日時点では想定を上回る反響があり、セブンの母の日・父の日ギフトでは販売上位の商品になっているという。
ユニークなコンセプトのレジ袋風エコバッグは、新しいニーズを発掘したようだ。
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