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LINEも六本木ヒルズも“出会いの場”です。媒介型プラットフォームの特徴:ビジネスモデルが分かる(4/5 ページ)
媒介型プラットフォームとは、2種類以上の異なるユーザーを結びつける場となる製品やサービスを提供するビジネスモデルです。
媒介型プラットフォームの成立条件
(1)性質の異なるユーザーを結びつけること
第一の成立条件として、媒介型プラットフォームを成立させるには、2種類以上の性質の異なるユーザーを結びつけることが必要です。3種類以上のユーザーを結びつけることもあります。
例えば、ネットオークションは出品者(個人・企業)と落札者を結びつけますし、求人サイトは雇用主と求人者を結びつけます。また、交通 IC 乗車券は鉄道利用者と加盟店、カード事業者を結びつけます。
(2)直接取引よりも高い価値を提供すること
媒介型プラットフォームは、ユーザー同士が直接取引する場合よりも高い価値を提供することが必要です。例えば、楽天市場は「売買のフォーマット」や「決済」「商品配送」などを整備して提供しています。それによって、買い物客と出店者の双方にとって、直接取引を行うよりも楽天市場を介した取引のほうに、より高い価値や利便性を感じてもらうことを実現しています。
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