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「値上がりを実感」最も多いのは60代以上、最少は20代 調査で明らかに(2/2 ページ)

2023年に22年と比較して、商品やサービスの「値上がりを感じた」と回答した人は、世代別で見ると60歳以上は91.0%に上り、一方で20〜29歳は他の年代と比べて最も少ない結果になった。ヒューマン・データ・ラボラトリ(さいたま市)による調査で明らかとなった。原材料価格やエネルギー価格、物流費の高騰を受け、幅広い分野で値上げが続く中、消費者はどのような対策を取っているのか。

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どんな対策を取っているのか

 値上がりへの対策については「余分な買い物を控えた」が最多回答となり47.7%に上った。その他、「お買い得品を選ぶようになった」(38.9%)、「余分な外出を控えた」(23.9%)が上位の回答となった。

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2023年の値上がり対策(ヒューマン・データ・ラボラトリ調べ)

 最も値上がりを実感した商品やサービスについて、60.5%が「食品・食材」を選び、他の商品やサービスを大きく引き離して最も票を集めた。2位以下は「電気・水道・ガスなどの光熱費」(9.1%)、「外食費」(8.6%)と続いた。

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最も値上がりを実感した商品やサービス(ヒューマン・データ・ラボラトリ調べ)

 22年に比べて23年の所得は「増えた」と回答した人は31.6%にとどまり、「変わらない」が41.0%、「減った」は27.3%となった。年代別に見ると、年齢が低くなるほど所得が「増えた」という回答が多い傾向となった。 特に「20〜29歳」では 「増えた」とした人が5割に達する結果となった。

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2023年の所得の増減(ヒューマン・データ・ラボラトリ調べ)
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【年代別】2023年の所得の増減(ヒューマン・データ・ラボラトリ調べ)

 調査は23年12月18〜25日にインターネットで実施した。有効回答数は541件(男性275件、女性276年)。

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