インタビュー
シャープの「ドライヤー」が好調 存在感がなかったのに、なぜ?:前年比2倍のペース(1/4 ページ)
シャープが2023年8月に発売した新型ドライヤー。が好調だ。発売1カ月の販売数は、前モデルと比べて約5倍。人気を集めている秘密について、同社の担当者を取材した。
シャープが2023年8月に発売した新型ドライヤー(3種)が好調だ。独自のイオン発生技術「プラズマクラスター」をはじめ、速乾テクノロジーに熱ダメージケアを搭載、意表を突く小ぶりなデザインも注目を集め、発売1カ月の販売数は前モデルと比べて約5倍となった。
旗艦モデルの「プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX901」(以下、901)は市場想定価格が4万4000円前後と、前モデルよりも1万円近く上回っている。高い市場シェアを誇るパナソニックの最上位モデル(3万8610円、同社公式オンラインストアの価格)よりも高額だ。
新型ドライヤーの発売に伴い、美容家電ブランドを「beaute A(ボーテアー)」から「プラズマクラスタービューティ」に一新。今後はドライヤー以外の美容家電にも進出し、25年度は事業売上高3倍(22年度比)を掲げている。新製品の強みと美容市場開拓への道筋を取材した。
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