インタビュー
航空会社のJALが「クラフトビール」を開発 JALラウンジの“余ったお米”に目をつけた:非航空事業を展開(3/4 ページ)
JALは、空港ラウンジの余剰米をアップサイクルしたクラフトビールを発売した。JALは航空会社なのに、なぜこのような事業を……?
Japan Arigato Lagerの特徴と商品名の由来
Japan Arigato Lagerは、麦芽とホップの中に米を混ぜて、麦芽の割合を減らして製造したものであり、米だけで作ったビールではない。
気になるのは味わいだが、岡田氏は「香りがフルーティーで、例えるなら柑橘系のはっさくに近い。甘すぎず、すっきりした飲み口で、最後にクラフトビールならではの風味がある。ビールが苦手な人でも飲みやすい」と説明する。
商品名には、「Arigato」とあるように「食べ物や生産者への感謝」「米粒を残さない」という日本ならではの価値観や文化を発信したいという思いを込めた。
パッケージデザインにもこだわり、贈答品としての役割も期待する。「贈った人は相手への感謝、贈られた人は受け取ったことへの感謝がある」と、さまざまな意味の「ありがとう」が生まれるビールにしたいと語る。
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