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焼き立てピザ、ヘルシー小鉢が無料 資生堂が社員食堂で「4人組限定」「早い者勝ち」ルールを作った深いワケ(1/4 ページ)

資生堂の社員食堂が、他企業から「手本にしたい」と注目を集めている。同社ファシリティマネジメント部 オフィスコンシェルジェグループの近藤真理子氏に、社員食堂について話を聞いた。

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 資生堂の社員食堂が、他企業から注目を集めている。月に数回、企業の担当者が視察に訪れ、運営方法やメニュー構成などを学んでいるそうだ。他企業が手本にしたいと思うほどの社員食堂は、どのように生まれたのか。同社ファシリティマネジメント部 オフィスコンシェルジェグループの近藤真理子氏に話を聞いた。

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資生堂の社員食堂「ZEBRA」(編集部撮影、以下同)

なぜ「ZEBRA」と名付けたのか

 社員食堂「ZEBRA(ゼブラ)」があるのは、東京都港区にあるグローバル本社だ。グローバル本社は2021年5月にオフィスのリニューアルを実施。オフィスリニューアルに合わせて、それまでの社員食堂もZEBRAへと刷新した。

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オフィスリニューアルに合わせて刷新

 オフィスリニューアルに際して、同社はコンセプトを策定した。「グローバル本社は各地域の本社を牽引する存在です。リニューアルの時期はコロナ禍でしたが、その後を見据えてオフィス機能や働き方をアップデートする必要がありました」(近藤氏)。そこでワークプレイスコンセプトを「創造力の交差点」と定め、そのコンセプトに基づいたオフィスづくりを行ったという。

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ワークプレイスコンセプトは「創造力の交差点」
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アフターコロナを見据えて、オフィス機能や働き方をアップデート

 グローバル本社の社員食堂ということで、内装は海外の空港のようなイメージでデザインされている。机や椅子、小物類は白と黒のモノトーンが中心だ。「交差点は英語だとzebra crossinngです。ゼブラ=シマウマは、内装デザインと同じ白と黒の縞模様。こうした共通点から連想したある社員が『ZEBRA』というネーミング案を出し、社員食堂の正式名称として採用しました」(近藤氏)

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内装は海外の空港のようなイメージでデザイン
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ところどころにシマウマが登場
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