コラム
マクドナルドの戦略はどうなの? 国内ハンバーガー業界を分析:ビジネスフレームワークの教科書(4/6 ページ)
ハンバーガーチェーンの「マクドナルド」は国内で最も店舗数が多いが、どのような戦略なのか。業界を分析したところ……。
基本戦略:集中戦略(差別化集中戦略)
ハワイアン・テイストのハンバーガーショップを東京都内中心に展開するクア・アイナの戦略は「集中戦略(差別化集中戦略)」です。
1975年にハワイで創業した同店はメニューだけでなく、内装もまるでハワイにいるような空間とし、主に女性をターゲットにしています。店舗数は日本国内に35店(2023年時点)と小さな規模ですが、女性が多く訪れるショッピングモールやファッションビルを中心に出店しています。
メニューにハーフサイズのハンバーガーを加えるなど、特定顧客への提供価値に特化することで、セットメニューが1000円を超す高価格帯でも安定した集客を獲得しています。
続いて、コトラー&ケラーの競争地位戦略でハンバーガー業界を分析したのが下図です。
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