イトーヨーカ堂(東京都千代田区)は、4月1日から食料品のうち71品目の価格を値下げした。値下げ幅は平均で約10%。イトーヨーカドーとヨークの統合によるオペレーション・販促・物流の効率化や、商品政策の統合による扱いアイテムの絞り込みを進めたことで価格の見直しを実現した。
価格の見直しは、イトーヨーカドー124店舗とヨーク104店舗の合計228店舗で4月1日から実施している。コカ・コーラ700ミリリットルとコカ・コーラ ゼロ700ミリリットルが138円から116円に、日清の小麦粉(フラワーチャック付)500グラムが235円から213円となるなど、71品目が対象となる。
また、「セブン・ザ・プライス」の品ぞろえ強化を進める。セブン&アイグループのプライベートブランドとして22年9月に販売を開始した同シリーズは、発売当初の11アイテムから149アイテムまで拡大し、累計販売金額は24年2月に70億円を突破した。
今回、ロースハム切落し(321円)、ベーコン切落し(321円)、徳用ウインナー(386円)などを新商品として販売。24年度中に累計販売金額100億円の突破と、180アイテムまでの拡大を目指す。
関連記事
- JR東、「オフピーク定期券」を10月から値下げへ 利用者拡大を目指す
JR東日本は、3月25日以降で有効開始となる「オフピーク定期券」において、購入金額に対して5%のJRE POINT還元を開始する。10月からは、通常の定期券より約15%割安な価格への改定も予定するなど、発売から1年を機に、「オフピーク定期券」のさらなる普及を目指す。 - 値上げラッシュでもなぜ「値下げ」? 幸楽苑・ガスト・なか卯、それぞれの戦略
値上げラッシュが続く中でも値下げに踏み切る外食チェーンは少なくない。なか卯・幸楽苑・ガスト、それぞれの懐事情と狙いを分析する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.