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松屋で世界の味シリーズ、新商品は「ミエロニィハンバーグ」 きっかけはポーランド大使館からの逆オファー(2/2 ページ)
松屋は4月23日から、「ポーランド風ミエロニィハンバーグ」を発売する。2月20日から約1週間テスト販売したところ、目標の1.5倍を売り上げたという。
商品開発のきっかけは、1本の電話
今回の新商品を開発するきっかけは、1本の電話だった。「23年12月に、ポーランド大使館から『ポーランドの食文化を日本で広めたい』という電話をいただきました」(熊谷さん)。同社は、これまで世界の食文化を紹介する期間限定メニューとして、8カ国の料理を展開してきた。特にジョージアの郷土料理を再現した「シュクメルリ鍋定食」は大きな反響を呼び、4週間で目標70万食のところ、90万食を売り上げた。
ポーランド大使館からの依頼を受けて、同社は開発に着手。数種類の試作品を元に、ポーランド大使館職員との打ち合わせを重ね完成した。
商品名の「ミエロニィ」はポーランド語で「ひき肉」を意味する。ポーランド人を集めて試食会を行った際、「ミエロニィハンバーグ」という名前を提案された。「当初は別の商品名を予定していましたが、ポーランドの方が実際に食べた上でのご提案だったため、即採用しました」(熊谷さん)
2月20日から1週間ほどテスト販売を実施したところ、目標の1.5倍の売り上げを記録。そこで、世界の料理を紹介する期間限定メニューとして、初めての全国販売に踏み切った。販売期間は4月23日から4週間で、目標販売数は80万食としている。シュクメルリ鍋定食の目標70万食を上回る数字だ。ポーランド大使館全面協力の新商品は、消費者の支持を獲得できるか。
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