コラム
なぜ「案内所+バス」にベッドを置いたの? 東海バスが宿泊施設を始めた背景:「次の駅まで」に読めるハナシ(3/3 ページ)
小田急電鉄グループの傘下で路線バスを運行する東海自動車が宿泊施設をオープンした。バス会社がなぜ畑違いの事業を始めたのか。取材したところ……。
ネーミングは天から降ってきた
バスの案内所を宿泊施設に――。耳慣れない言葉だが、これまで同じような事例はあるのか。「事業を始める前に調べたところ、かつて山梨県のキャンプ場で、とある会社が古くなったバスを持ち込んで、その中で泊まれるようにしていました。バス会社が案内所とバスを使って宿泊施設を運営しているケースはなかったですね」(土屋さん)
ちなみに、施設名の「ばすてい」は、コンセプトの“バスと過ごす(ステイ)”から、「バス」と「ステイ」を合わせて「ばすてい(バス停)」とした。社内で何度も議論して決めたのかと思いきや、生みの親は別の部署で働く女性だそうだ。
「ネーミングは天から降ってきたようで(笑)。社内からこれ以上の案が出てこなかった、いや、出てきそうにもなかったので『ばすてい』という施設名にしました」(土屋さん)
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