2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

AOKIの1着8万円「金のスーツ」が好調 「計画比135%」も売れたワケ高級スーツが人気(4/4 ページ)

紳士服のAOKIが2023年10月に発売した「金のスーツ」の売れ行きが好調だ。スーツの特徴は……。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

「金のスーツ」素材のパターンオーダーも開始

 2024年2月からは「金のスーツ」の素材を使用したパターンオーダーのサービスも開始した。同様の上質な生地を採用し、ニーズに応じた対応を可能とし、伸びているオーダースーツ市場でも売り上げを伸ばしていく考えだ。

 さらに、春・夏モデルとして、ワンタックを採用したゆったりシルエットの「金のスーツ」も新しく展開する。「ゆったりとしたシルエットが欲しい」「ワンタックパンツがあると嬉しい」という顧客からの要望に応えた。

photo
「金のスーツ」春夏モデル
photo
「金のスーツ」春夏モデル

 AOKIは、現段階で「金のスーツ」以上の価格帯の商品を販売する予定はないというが、栗林氏は「これからスーツの価格は二極化していく」と予想する。

 「高価格帯は今後も一定のニーズが予想され、低価格帯は急にスーツが必要になる状況下で求められる。課題は、テレワークの増加やビジネスカジュアル、服装の自由化などでスーツの着用シーンが変わってきている中価格帯。AOKIでは、セットアップやパジャマスーツ(パジャマの快適さと、スーツのフォーマルさを兼ね備えた商品)で、中価格帯市場を勝負する」考えを示した。

 コロナ禍が明け、回復を見せるスーツ市場で、AOKIがどれだけ売り上げを伸ばしていくか。今後も注目したい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る