勤務先の「自慢できる」ポイント 「オフィス環境」「人間関係」を超えた1位は?:500人に聞いた
勤務先の会社を「自慢できる」とした人が5割近くに上ったことが、オフィス家具などを手掛けるプラス・ファニチャーカンパニー(東京都渋谷区)の調査で分かった。会社の自慢できるポイントとは――。
現在働いている会社を、人に自慢できますか――。従業員の会社に対する「愛着」や「帰属意識」の強さを指す「従業員エンゲージメント」の向上を左右する問いの一つだ。
勤務先の会社を「自慢できる」とした人が5割近くに上ったことが、オフィス家具などを手掛けるプラス・ファニチャーカンパニー(東京都渋谷区)の調査で分かった。会社の自慢できるポイントとは――。
現在勤めている会社について、自慢できるところが「ある」とした人は46.2%に上った。「ない」とした人は53.8%だった。
自社を「自慢できる」ポイントTOP5は?
自慢できるポイントは「休暇の取りやすさ」が最多で46.8%。次に「働く人の人柄、人間関係」(39.8%)、「製品・サービスの質」(39.4%)と続いた。
回答者からは「子育て世代が多く、突然の休暇取得にも寛容」「地域に貢献し、地域の発展に役立っていると思う」「給料はかなり安いが、従業員の人柄の良さが際立つ。ある意味緩いところもあり、寛容である」といったコメントが寄せられた。
「改善してほしい」ポイントTOP5は?
自慢できるところが「ない」とした人に「改善してほしいポイント」を尋ねた。最も多い回答は「給与」で42.4%。「働きやすいオフィス環境」(33.1%)、「働く人の人柄、人間関係の良さ」(30.1%)が続いた。
「人間関係の良さ」「働きやすいオフィス環境について」は改善してほしいポイント・自慢できるポイントの両方で上位に挙がり、関心の高さが伺える結果となった。
「会社に自慢できるところがあるか」「現在の会社に長く勤めたいと思うか」をクロス集計した。その結果、自慢できるところが「たくさんある」としたグループでは「長く勤めたい」「どちらかというと長く勤めたい」と回答した人の合計が91%に上ったのに対し、自慢できるところが「全くない」としたグループでは17.3%にとどまる結果となった。
調査は、3月26日にインターネットで実施。従業員数100人以上のオフィスで働く、デスクワークが中心でフルリモートワークではない日本全国の会社員500人から回答を得た。
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