モスバーガー、初の自販機を展開 期間限定の実験 取り扱い商品から見えた背景とは?(1/2 ページ)
モスバーガーが自動販売機を使った実験をしている。実際に設置されている場所を取材したところ、どういったことが分かったのか。
モスバーガー初の自動販売機が、東京都内でひっそりと期間限定で稼働している。
自販機は、冷凍グルメ自販機ショップ「FROZEN24マート大森店」(東京都大田区)内に設置されている。同ショップはJR大森駅を出てすぐの場所にあり、店内には他社のギョーザやラーメンを扱う冷凍自販機も並んでいた。
4月中旬に筆者が現地を訪れてみると、ショップのドアに「MOS BURGER FROZEN STORE」「期間限定開催中」との張り紙があった。自販機では「〈冷凍〉モスチキン」(5本入で1500円)、「モスライスバーガー 焼肉」(2個入で1100円)、「モスライスバーガー チーズ焼肉」(2個入で1200円)、「モスライスバーガー 韓国風ピリ辛ポーク」(2個入で1100円)、「モスライスバーガー(2種セット) きんぴら/豚生姜焼き」(2個入で1000円)を販売しているのが確認できた。
モスフードサービスの広報担当者は、販売期間は2月6日〜5月9日だと説明する。また、FROZEN24の公式Webサイトによると4月1日に自販機内の商品を一部入れ替えたとのこと。
コロナ禍の影響により、リアル店舗の集客に苦戦した大手外食チェーンは、非接触の販売方法を模索。冷凍食品を自販機で提供する動きが広がった。例えば、リンガーハットは2021年6月にとある店舗で冷凍ちゃんぽんや冷凍ギョーザのテスト販売を実施。売れ行きが好調だったため、その後各地の店舗で展開するようになった(参考記事:半信半疑で置いた「自動販売機」が好調 リンガーハットが驚いた“わざわざ”買いに来るお客の存在)。
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