コクヨ、音漏れを少なくしたスピーカーを開発 アフターコロナのオフィスに対応

コクヨは、背景音をコントロールするスピーカー「スポットサウンドマスキング」を6月下旬から発売する。昨今、リモートワークによる出社率低下やビル空調設備の高性能化でオフィスが静かになっている。その結果、「周囲の音が聞こえやすい」「話している人の声が目立つ」といった課題があった。

[コネムラメグミ，ITmedia]

　コクヨは、背景音をコントロールするスピーカー「スポットサウンドマスキング」を6月下旬から発売する。同社は以前から「サウンドマスキング（マスキング音と呼ばれる特殊な音を流すことで、声や音漏れを気になりにくくさせるシステム）」を販売していた。しかし、設置工事が必要という課題があり、工事不要で設置できる「スポットサウンドマスキング」を開発した。

コクヨ、取り付け工事不要の「スポットサウンドマスキング」を6月下旬に発売

　昨今、リモートワークによる出社率低下やビル空調設備の高性能化でオフィスが静かになっている。その結果、「周囲の音が聞こえやすい」「話している人の声が目立つ」といった課題があった。

　同商品は、均一に音を拡散する間接音方式を採用。従来のサウンドマスキングのノウハウを生かして開発した。

コクヨの間接音方式と同様の音質を露出型スピーカーで実現

　取り付け工事は不要でアンプが内蔵されているため、簡単に設置が可能。リモコンでマスキング音やボリュームを設定でき、空間に合わせた音の環境を整えられるという。使用シーンとしては、小規模空間にスポット的に設置することを想定している。

簡単に設置可能

　カラーはダルグレーとライトグレーの2色を用意。どんなインテリアにも馴染むような色合いとデザインとした。重量は4.1キロで、価格は27万800円だ。

カラーは2色、価格は27万800円