調査リポート
女性、育児退職の経験は? 育休取得のハードル(2/2 ページ)
マイナビの運営する転職情報サイト「マイナビ転職」が、正社員800人を対象に「育休に対する男女の意識差と実態調査(2024)」を実施した。その結果、育児を理由に退職した経験がある女性は5人に1人、育休のハードルとして最も多くなっているのが「収入減少」であることが分かった。
パートナーに対する育休への満足度
パートナーに対する育休への満足度を100点満点で表したとき、男性からみた妻の点数は平均82.7点、女性からみた夫の点数は平均58.4点となり、男性からみた妻の点数の方が大きく上回る結果となった。
男性からみた妻の点数が高い理由は「大変な育児を主に担ってくれた」「しっかり育休を取れて子どもの面倒みてくれるから」などが挙げられた。女性から見た夫の点数が高い理由については「寝る時間がもらえたから」「率先して育児や家事をやってくれている」などがあった。
一方、両者の点数が低い理由については、女性は「夫のご飯まで作らなければならず負担だった」「育休取得期間が短すぎる」などが挙がり、男性からは「自分がやることが多い」「育休取得期間が短すぎる」といったコメントがあった。
調査は3月1〜3日、20〜40代の正社員800人(育休経験者、育休未経験者各400人)を対象にインターネットで実施した。
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