スシロー、「年間売上100億円」の“カフェ部”新コンセプト発表 スイーツに注力する狙いは?(1/2 ページ)
回転すしチェーン「スシロー」を運営するあきんどスシローは、5月28日、同社のスイーツブランド「スシローカフェ部」の新コンセプト「おいしく、わくわく、ぞくぞく」を発表した。第一弾として、竹下製菓とコラボした「ザックザク!ブラックモンブランパフェ」を発売。食後のデザート需要のほか、アイドルタイムを中心としたカフェとしての利用拡大に向けても、引き続き訴求する狙いだ。
回転すしチェーン「スシロー」を運営するあきんどスシローは5月28日、同社のスイーツブランド「スシローカフェ部」の新コンセプト「おいしく、わくわく、ぞくぞく」を発表した。
スシローカフェ部は、「おすしを食べた後でも美味しく食べられるスイーツ」の開発を目指して2017年に発足した、同社の部署横断型プロジェクト。一流ホテルやスイーツ専門店出身のパティシエが中心となり、新商品やコラボメニューなどを開発してきた。
リニューアルの第一弾として、大ヒットアイス「ブラックモンブラン」を製造する竹下製菓(佐賀県小城市)とコラボした「ザックザク!ブラックモンブランパフェ」(330円)を売り出す。ブラックモンブランのパッケージを山に見立ててパフェにかぶせており、ざくざくとしたクッキークランチの食感が最後まで楽しめるという。5月29日から提供を開始し、148万食の販売を予定する。
年間100億円の売り上げ、狙うのは「カフェ需要」
スシローカフェ部の年間売り上げは100億円以上。運営元のFOOD&LIFE COMPANIESの前期の売上収益は3017億円となっており、事業の重要な柱といえる。
食後のデザートとして訴求するほか、主なターゲットを女性に設定し、ランチとディナーの間の時間帯(アイドルタイム)の売上増を狙っている。コーヒーの充実などにも力を入れており、実際に母親同士での利用も目立つという。
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