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スシロー、「年間売上100億円」の“カフェ部”新コンセプト発表 スイーツに注力する狙いは?(2/2 ページ)
回転すしチェーン「スシロー」を運営するあきんどスシローは、5月28日、同社のスイーツブランド「スシローカフェ部」の新コンセプト「おいしく、わくわく、ぞくぞく」を発表した。第一弾として、竹下製菓とコラボした「ザックザク!ブラックモンブランパフェ」を発売。食後のデザート需要のほか、アイドルタイムを中心としたカフェとしての利用拡大に向けても、引き続き訴求する狙いだ。
「専属パティシエ」で差別化、新商品開発はスピード感を重視
同社広告宣伝部の林麻衣子氏は、スシローカフェ部の強みを、「3名の専属パティシエが年に200品以上の試作を行い、50品の新作を送り出している」点だと話す。年間50品を投入することで、いつ訪れても新作がある「わくわく感」を楽しめるようにするという意図があるといい、これは新コンセプトの「おいしく、わくわく、ぞくぞく」にも合致するものだ。
また、菓子メーカーや有名パティシエとも積極的に提携し、コラボ目当てでの利用も見込む。
スイーツの開発にあたっては、「おすしの後でも食べやすいよう、重くなりすぎない分量や味付けを意識している」という。
また、店舗だからこそ味わえる「ひと手間」も重視することで、コンビニなどのテークアウト型スイーツと差別化する。中でも売れ筋の商品は、「カタラーナアイスブリュレ」(230円)で、提供する直前に店内で表面を炙る点が人気だという。
大手回転すしチェーンはスイーツ部門を強化しており、くら寿司は「KURA ROYAL」を、はま寿司は「はまカフェラボ」をそれぞれ展開する。
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