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基本給30%増でも「転勤受け入れられない」 総合職正社員の約4割弱(2/2 ページ)
転勤がある会社への応募・入社を回避する就活生・社会人は約半数――。そんな実態が、パーソル総合研究所(東京都港区)が就活生・社会人を対象に実施した調査で分かった。
実際に転勤を理由に転職した人の割合は20〜30代で高く、同じ年代で転勤を理由とした転職経験がある人は性別を問わず10.0%だった。
離職決定理由としては、赴任先などの「希望との非合致」や、手当や仕事内容における「メリットの不十分さ」、介護や子育てへの懸念といった「家族への気兼ね」などが挙がった。
転職を受け入れる条件は?
「条件次第で転勤を受け入れる」と回答した人における、転勤を受諾する条件として上位4項目を占めたのは「金銭的手当」に関するものだった。
「やりたい仕事ができること」「昇進・昇格を伴う転勤である」はそれぞれ5位、6位に位置し、希望のキャリアを実現する条件が多く上がった。
転勤がある企業の総合職社員における、転勤を受け入れようと思う手当の額は「基本給の20%程度」が最多(51.3%)だった。一方で基本給の30%以上の手当があっても転勤を受け入れないとした人は4割弱を占めた。
調査対象は20〜50代のホワイトカラー正社員1800人と、2025年4月に民間企業への就職を希望する大学生・大学院生175人。2024年2月29日〜3月13日にインターネット上で実施した。
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