ニュース
びっくりドンキー、完食イベント参加者が65万人に増加 「残してはダメ」ではないアプローチとは?(1/3 ページ)
ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」が、完食応援イベントに注力している。どういった工夫をしているのか、運営会社の担当者に聞いた。
ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」が、完食応援イベント「もぐチャレ!!」に注力している。2022年度の参加者は約45万人だったが、全店に展開した2023年度には約65万人まで増加。「食品ロス対策」「子どもの食育に役立つ」といった点が注目されている。どういった取り組みなのか、びっくりドンキーを運営するアレフ(札幌市)の担当者に聞いた。
もぐチャレ!!は「もぐもぐチャレンジ!!」の略で、小学生以下を対象としている。基本的な流れは以下の通りだ。
まず、もぐチャレ!!に挑戦することを店舗の従業員に宣言する。タブレット端末が設置してある店舗の場合は、端末から参加表明が可能だ。
子どもが食べたい商品を注文すると、従業員がテーブルに「もぐチャレ!!中」と記載してある旗を持ってくる。ここから、好きなものだけでなく、嫌いなものも食べきる挑戦が始まる。無事に食べ終わった場合、従業員が日付と名前を書いた表彰状をプレゼント。この表彰状には、チャレンジが1回成功したことが分かるスタンプが押してある。
2回目の来店時にこの表彰状を持参し、再びもぐチャレ!!に取り組むと宣言する。完食できたら、表彰状に2回目のスタンプを押してもらえる。
そして、3回目の来店時に表彰状を見せると、オリジナルデザートがもらえるというものだ。もぐチャレ!!の対象となるのは、デザート、飲み物、みそ汁、スープを除く全商品としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
食べ放題の「残してしまう」問題、どう解決? 「しゃぶ葉」が始めたユニークな方法
しゃぶしゃぶ食べ放題のチェーン「しゃぶ葉」が、食品ロス削減のため、新しい方式を導入した。その背景や狙いについて、担当者に聞いた。
知ってるようで意外に知らない食品ロス問題を“そもそも”から考える
大きくクローズアップされるのになかなか解決しない食品ロス問題。そもそも、なぜ食品ロスは発生するのだろうか? 根本的な原因を考えながら、現実的な解決策を考えてみる。





