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びっくりドンキー、完食イベント参加者が65万人に増加 「残してはダメ」ではないアプローチとは?(3/3 ページ)

ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」が、完食応援イベントに注力している。どういった工夫をしているのか、運営会社の担当者に聞いた。

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前向きに取り組む工夫

 もぐチャレ!!は2006年に一部の店舗で始まり、徐々に他の店舗に拡大していった。2024年5月末時点で、全国333店舗で実施している。取り組みを始めたきっかけについて担当者は「小さいお子さまだと、食べることが苦手だったり、集中できなかったりすることがあると思います。そういう時期に『残してはダメ』ではなく、『よく食べたね』『がんばったね』と前向きな言葉をかけることが大切だと考えました。そうすれば、嫌いなものも一生懸命食べようという気持ちになって、食事が楽しくなりますよね」と説明する。

 あくまで、一番の狙いは食事を楽しく、大切にしてもらうことだという。その結果、「食品ロス削減」「子どもの好き嫌いがなくなる」「食育」といったことにつながればよいという考えだ。

 食品ロス削減のため、外食大手はさまざまな取り組みをしている。例えば、しゃぶしゃぶ食べ放題のチェーン「しゃぶ葉」では、2024年4月から「こまめどりプロジェクト」をスタートしている。これは、利用客がきれいに食べ終わったテーブルの写真を撮影し、会計時にスタッフに提示するとドリンクバー110円券を提供するという仕組みだ。ドリンクバーのチケットは次回の来店時に使えるようになっており、再来店を促す点が特徴だ。

【お詫びと訂正:もぐチャレ!!の実施店舗に関する記載で「2024年末時点」としていましたが、正しくは「2024年5月末時点」でした。】

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