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なぜワークマンは「ランドセル」市場に参入したのか こだわりは「8800円」と「防弾チョッキ」想定を超えた反響(2/3 ページ)

ワークマンが6月に販売開始したランドセルが話題になっている。長年ワークウエアを中心に手掛けてきた同社が、なぜこのタイミングでランドセル市場に参入したのか。今後の展開は。

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こだわりポイント

 ランドセル市場へ参入するに当たり、最もこだわったのは「価格帯」だ。近年はニトリなども低価格のランドセルを手掛けているが、機能性と価格のバランスには特に自信があるという。

 素材には、防弾チョッキにも使用される高い強度と耐摩耗性を誇るコーデュラ製の「バリスティックナイロン」を採用。ビジネスバッグや工具袋などの素材として使用しているもので、「気兼ねなく毎日使える」としている。


素材にはコーデュラ製の「バリスティックナイロン」を採用

 背面部分内部には同社の登山用リュックでも使用しているアルミ製の細いプレートを入れることで、重い荷物を入れても背中に負荷がかかりにくく、疲れにくい構造とした。

 他のランドセルにはない機能として、防水カバーが付属する。雨の日でも安心して利用でき、長期的に使えるように配慮しているという。


防水カバー付き

 そのほか作業服でも採用している反射材や、タブレットも持ち運べる収納ポケット、体の成長に合わせて長さを調整できるショルダーストラップ、耐久性に優れたYKK製ファスナーなど、同社の強みを生かした機能を多数搭載している。


収納ポケットも充実

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