Google内部文書漏えい、やはり零細サイトは大手に勝てないのか? 明かされた5つの秘密:SEO対策(2/4 ページ)
Googleの内部文書漏えいによって、いくつかの「建前」が暴かれた。今後SEO対策とどう向き合えばよいのか?
秘密2:新しいドメインサイトのサンドボックス
次に注目したいのは、「hostAge」という指標です。
この指標の存在により「サンドボックス」と専門家たちが呼ぶ、新しいドメインサイトが公開直後に上位表示され、その後に順位を下げ、ユーザーの信頼を獲得することで数カ月後に順位がまた上がってくる現象の説明ができるようになります。
サンドボックスの期間中は、新しいドメインサイトがユーザーへの信頼を築くための時間となります。例えば高品質なコンテンツや信頼できる外部リンクの獲得によって信頼性を証明できれば、検索順位が徐々に安定していきます。
Googleの広報担当者は過去にこのサンドボックスの現象について認める一方で、ランキングに関係する指標の存在は否定していました。しかし今回の情報漏えいによって指標が存在していたことが明らかになり、ここでも過去の発言との矛盾が生じています。
もし、この「hostAge」の指標がランキングに使用されていれば、新しいドメインサイトにおいて比較的早くユーザーの信頼を集めやすい大手サイトが有利で、ユーザーの信頼獲得に時間を要する中小や新興の新しいドメインサイトは、公開直後の競争においてはやや不利な面があります。
秘密3:小規模な個人サイトは特別扱い
続いて注目したいのは、「smallPersonalSite(小規模な個人サイト)」という指標です。
小規模な個人サイトの定義は不明ですが、専門家の間で推測されていたフラグが存在しており、これによりGoogleが意図的に小規模な個人サイトを特別扱いしている可能性があることが分かりました。
内部ドキュメントの情報だけでは小規模な個人サイトがSEOで有利か不利かの判断はできませんが、もしこの指標がランキングとして使用されていれば、小規模な個人サイトは何らかの基準に応じて検索順位が上下している可能性があります。
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