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街中でEV車はそれほど見かけないのに、なぜ「使われない充電器」がたくさんあるのか:スピン経済の歩き方(3/6 ページ)
EV充電器のインフラ整備ビジネスが盛り上がっているが、実際の稼働率はどうなのか。事業者や東京都、経産省の担当者に聞いてみたところ……。
お世辞にも高いとは言えない稼働率
同社のアプリは、地図でテラチャージの充電スポットが示され、アプリ上から予約できることもあって、それぞれのスポットが利用中かどうかも一目瞭然だ。筆者が見たときは「利用可能」ばかりで、お世辞にも稼働率が高いようにはうかがえなかったのだ。
充電インフラ事業者各社の充電器の中で稼働している割合を調べて、継続的にSNSで発信している「株夫」(@kabuo2024)というアカウントがある。その投稿を見ていると、同業者であるエネチェンジやプラゴの稼働率に比べて低い傾向がある。
例えば、6月15日の午後1時50分から午後2時5分ごろの状況を見ると、エネチェンジは2329基中、稼働しているのは156基なので稼働率は6.7%。プラゴは231基中、稼働は6基で同2.6%。対してテラチャージは2182基中、稼働は12基ということで、わずか同0.5%にとどまっている。
株夫さんはこのように、これまで継続的に3社の状況を調べているのだが、テラチャージの稼働率が低い傾向はそれほど変わっていない。
とはいえ、これはあくまで個人が調べていることであって、しかも24時間モニタリングをしているわけでもない。やはり正確な稼働率データを知るためには、サービスを提供するテラチャージに確認しなくてはいけない。
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