段ボール箱で肉をジュージュー! 自分で焼ける「焼肉弁当」が上陸 試験販売はどうだった?:「実証実験」の結果(1/4 ページ)
弁当箱の中で肉を焼ける「焼肉弁当」が登場した。海外で販売されていて、日本に上陸したわけだが、どんな弁当なのか。取材したところ……。
段ボールの素材でつくられた箱の中で「アツアツの焼肉」を楽しめる弁当が登場した。小さな炭火がセットされていて、付属のマッチで着火すれば、まるで焼肉店のように肉を焼いて食べられるのだ。
「ど、どういうこと? ひもを引き抜いて蒸気で温める弁当は知ってるけど、弁当箱の中で肉を焼くってイメージがわかないなあ」「焼肉弁当の肉って、冷たくてカタイことが多いよね。ゼラチンみたいなものが残っていることもあって、あまり好きじゃないんだよね。でも、その場で焼けるのであればいいかも」などと感じた人もいるかもしれない。
商品名は「焼肉 BENTO BOX」。焼肉店を運営する「カルネヴァーレ」(東京都目黒区)が試験的に販売し、まずまずの手応えをつかんでいるようだ。
「アツアツの焼肉弁当」と聞いても、まだピンとこない人がいると思うので、もう少し詳しく説明しよう。弁当箱の中を見ると、アルミ製の使い捨てコンロ、炭、竹トング、マッチ、消火用の水、生肉、白米などがセットされている。付属の袋から炭を取り出して、着火すると1分ほどで火が安定する。竹トングを使って焼き網に肉を乗せて、じっくりと焼けば完成。食べ終われば、付属の水を炭に注ぎ、消化して廃棄するだけである。
アツアツの焼肉弁当を食べられるからといって、「どこでもOK」というわけではない。木炭を燃やすと一酸化炭素が出るので、同社は注意を促している。現状、この弁当を食べられるのは屋外のみ。鳴坂竜一社長は「(本格販売後は)ゴルフや運動会などが終わったあとや、少人数でのバーベキュー、庭のある家などで楽しむ人が多いのではないか」と語っている。
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