コラム
「配属ガチャ」は公務員にも? 入職後のギャップは「異動が多い」「17時に帰れない」:職員の声を聞いた(1/5 ページ)
地方公務員の「なり手不足」が問題となっています。「公務員=安定」のイメージがあって、働きたいランキングでも上位にランクインしているイメージがありますが、なぜ「なりたい」人が減っているのでしょうか。入職後のギャップを聞きました。
かつて「公務員」といえば、学生の「なりたい職業ランキング」などで1位と2位を争っていました。いまでも上位にランクインすることが多いですが、現場では「なり手不足」が問題となっています。
総務省のまとめによれば、地方公務員の採用試験(2022年度)の倍率は5.2倍となり、過去30年間で最低の数字となりました。受験者数の減少が続く背景としては、少子化や待遇などへの不満が挙げられていますが、同時に地方公務員の若手職員の退職率も上がっていることから、地方自治体における人材確保は喫緊の課題であることが分かります。
私たちの生活と密接に関わる地方自治体。今回は、転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」(※1)に投稿されたクチコミから、地方公務員が感じた「入職後のギャップ」(※2)を調査しました。実際に働いてみないと分からなかったギャップや、組織が抱える課題を見ていきます。
(※1)オープンワーク社が運営する転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」に寄せられた退職済みの社員によるクチコミを紹介しています。一部意図を変えない範囲で抜粋・編集を加えています。
(※2)職場によって「入組」「入団」など、呼び方は違いますが、本稿では「入職」とします。
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